HOWS通信 ニカラグアを知ろう――過去と現在、サンディニスタ革命40周年
駐日大使を招きにぎやかに交流

 九月二十八日、ロドリゴ‐コロネル・ニカラグア共和国駐日特命全権大使を招き、HOWS二〇一九年度前期の最終講座を行なった。
 当日の講座には約五〇名が参加した。ニカラグア大使館のご厚意でご持参いただいたニカラグア・コーヒーを参加者全員で味わいながら映像を使ったコロネル大使の講演を聞いた後、活発な質疑応答が行なわれた。
 コロネル大使は、ニカラグアの歴史と現状について、そしていまニカラグアが取り組んでいる諸課題について話した。その中で、この一二年間にニカラグア政府が実現した成果を次のように強調した。
 「ニカラグアは中央アメリカでもっとも安全な国である。/貧困率は四二・五%から二四・九%に下がり、極度の貧困率は二〇%から六・三%に下がった。/非識字率は五〇%から一二%に改善した。/公立学校と学校給食の無償化が実現された。/男女平等については『世界男女格差の少ない国』ランキングで上位五か国に入る。/妊産婦死亡率は五九%改善され、乳幼児死亡率は五八% 改善された。/再生可能エネルギーの使用は二七%から約八〇% に増加した。/国内の電力網は五四%から九四%まで整備された。」
 質疑応答の後、コロネル大使を囲み、ニカラグア大使館からご持参いただいたラム酒を味わいながら懇親会を楽しんだ。【編集部】

(『思想運動』1046号 2019年11月1日号)